サッカークラブの強豪チームというと世界にはいくつも存在しますが、その中でも特に人気が高いのがレアル・マドリードでしょう。
才能溢れる選手たちが世界中から集結し、トップレベルのプレーを毎試合のようにサポーターへと見せつけてくれています。 スペイン1部リーグであるリーガ・エスパニョーラではライバルチームであるFCバルセロナと毎年のように優勝争いを繰り広げ、サッカー通の間ではいったいどちらが優勝するのかと常に話題になっています。
また国内カップ戦はもちろん、ヨーロッパの最強クラブチームを決めるUEFAチャンピオンズリーグで何度も優勝経験があるほどなので、いかにその実力がずば抜けているサッカークラブなのかが分かるでしょう。
世界中のサッカーを愛する子供たちがいつかこのクラブでプレーをすることを夢見ていますし、日々サッカーの練習やトレーニングに勤しんでいる姿が目に浮かびます。 それだけレアル・マドリードに入団するのはスーパースターの仲間入りをするチャンスなので、相当な名誉となることは間違いないでしょう。
レアル・マドリードはリーガ・エスパニョーラ、プリメーラディビジョン(1部リーグ)のサッカークラブチームです。 リーガエスパニョーラは1929年創設。レアル・マドリードはリーグ創設当初の10チームの内の1つです。
サッカークラブチームの創立は1902年。リーグ優勝回数は最多の32回と他チームを圧倒しています。(2016年3月時点)。 リーガエスパニョーラの創設以来一度も1部リーグから降格したことがないチームです。(2016年3月時点)。 FIFAからは20世紀最高のクラブチームに認められました。各国の人気選手を集めた、2011年~2006年頃のチームは銀河系軍団と呼ばれました。
2014年に経済紙「フォーブス」のスポーツチームの資産格付けで34億4000万ドルを算出し、世界で一番資産価値の高いクラブチームとなりました。 イギリスの2012年の調査では同チームの選手平均年俸は779万ドルで、FCバルセロナに次いで世界2位となっています。 FCバルセロナがパスサッカーでポゼッション重視のサッカーをするのに対し、レアル・マドリードはショートカウンターを特徴としています。
サッカーの歴史は発祥の地であるイングランドからスペインに新しいスポーツとして伝わり、19世紀末に広まると、20世紀初頭には最初のサッカークラブが出現します。
その一つにマドリードフットボールクラブが現在のレアル・マドリードの母体です。 サッカー愛好家のグループとして始まったが、1902年にクラブ組織として設立します。 ファンの支持も急速に増え、レアル・マドリードは大会の開催を提案し、やがてこの大会はスペインカップとなって実現します。
スペインのサッカークラブが困難と不安定さに満ちていたこの時期、レアル・マドリードもその例外ではなかったのです。 しかし、理事たちの手腕でこれを乗り切り、国王からはレアルの称号を授けられます。 1920年代初頭にはスペインサッカーのパイオニアとなり、海外遠征試合により国際的に知名度を高めたのです。
マドリードは4年間で4つのタイトルを獲得し、これが現在の常勝軍団であるマドリードの始まりです。 この時代から将来のクラブの成功の土台を形成し、20世紀最高のクラブとして後の世に名が残るための基礎が築かれたのです。